JAL FLY ONポイント改悪!

JALマイレージバンクに入会すると、JAL便への搭乗でマイルとは別にFLY ONポイントというポイントが貯まるようになります。年間を通したこのポイントのたまり具合でJALの会員ステータスは決定される仕組みです。

そして、JALのステータス会員(詳しくはこちら)
になると、一年のうち選択した一ヶ月間はFLY ONポイントの付与率をアップさせることができるキャンペーンがあります。

そして、2020年から悲しいことにこのFLY ONポイントアップキャンペーンが改悪されてしまったのです。どういうことかというと、2019年までこのポイントアップキャンペーンでは選択した一ヶ月間FLY ONポイントが2倍になっていました。しかしながら、2020年度よりこの倍率が、1.5倍に下がってしまったのです。

どのくらいのインパクトがあるか検証してみます。
例えば、年間5万FLY ONを達成した際になることができるサファイアのステータスホルダーの場合で計算してみます。
券種はJALビジネス切符を想定し、マイル積算率は100%です。

【想定1】
・毎週羽田福岡を1往復、1ヶ月で4往復この場合に通常の1ヶ月で得られるFLY ONポイントは1534×4=6136ポイントです。
さて、ポイントアップキャンペーンで2倍になるとするとこれが6136×2=12272ポイント貯まることになります。
しかしながら2020年度からはこれが、6136×1.5=9204ポイントと、約3000ポイント貯まりにくくなってしまいます。

【想定2】
・毎週羽田大阪を1往復、1ヶ月で4往復
この場合も同様に計算してみます。
通常月:3840ポイント
2019年までのポイントアップ月:7680ポイント
2020年のポイントアップ月:5760ポイント
と、こちらも1920ポイントのダウンです。

いずれもそれぞれの路線1往復分が減少している形になります。この減少分を補うには、余分に1往復する必要があり、年間の搭乗戦略において意識しておく必要があるのです。